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作り話だと思って貰えたらレベル…

作り話だと思って貰えたらレベルの話なんだけれど。なんとなく言いたくなったのでぽろりと思い出話。

※暗い話です。

私にはエリちゃんという私にそっくりの妹がいます。

エリちゃんは13歳の中学1年生の時に脳にダメージを受けて今は知能5歳くらい、体の機能も半分という状態で生きています。

ただ、私にとっての本当の妹のエリちゃんは13歳のときで止まっていて、だから、今のエリというものはなにか違うものです。

その13歳のエリちゃんがたまに夢の中に出てきます。

「お姉ちゃん、もう殺してくれていいのよ」

私は、その夢の中でありがとうと毎回言ってしまいます。

だから、今のエリには会いに行きません。

母も父もエリの介護で一生懸命。疲れなのか未来が見えない絶望にやられたのか母が壊れました。父は壊れた母をそれでも「ずっと愛してる」と言っていました。ただ、愛してるとだけ言ってても壊れたものは治りません。壊れてもう動けなくなった母の葬式で叔母が
「まうちゃんがお家に戻ってあげてしっかりしていれば…」と言いました。怖いですね。家族というものは一連托生なんでしょうか。

珍しい病気で生存率も低かったのに手術も成功して担当医からも「本当に奇跡」と言われたんだから、エリのことを大事にしなきゃダメよ、って。エリと一緒に病室にいたあの男の子は亡くなってしまったのにエリは生きてるんだからあんたも感謝しなさい、って。両親の心のよすがとして生きるエリ。その両親どちらもいなくなったとき、どうすれば?

昔、私が反抗期で家族ドライブになんて一緒に行かなかくなったとき、よくエリと父母、そして次女のユキはちょっと遠くの廃墟?に言って探索ごっこしてるの知ってた。あそこでなにか悪いもの連れてきたんじゃないか、って今だに、ほんのちょっとだけ思ってる。

私自身はその廃墟?とやらに結局は行ってないからわからないんだけれど、よくそこで捨てられてた昭和のサイエンス系雑誌を拾って持ち帰っていたから、そのボロボロ具合は想像できたよ。なんだってこんなゴミ雑誌持ち帰ってきたんだろう?って毎回不思議に思いながら、なんかおかしいこの家族から早く家を出たいと思ってた。まぁ、その廃墟になにかいた?とかはわらん!けれどその後、割と早くに私は家を出て東京で新しく学生生活を始めたんだけど。

6歳離れてたエリも同じく中学一年生として進学。ピカピカ。
そして、その頃に電話で言われたんだ。「お姉ちゃん。なんか見える。そしてよく見えない時がある」って。それは視覚異常で。

その頃、まだ実家にいた次女のユキの話だと、どんどん家がおかしくなっていったみたい。ユキも私のように早く家を出たいって言ってて、その時は東京に憧れてるのかな?くらいに思っていたけれど、そういうんじゃなかったんだなって後で知る。家自体が廃墟みたいになっていってた。

あぁ、本当の思い出話なんだけれど、なんだか、安っぽいホラー小説のプロットみたいだね。

今朝、久しぶりに13歳のエリと夢の中であったから、いけないんだ。

そんなこんなで、うすーくうすーくだけれど、はなこくんの気持ちがほーんの少しだけど、わかるよーな、気がしてる。私は死んでないし、罪も犯していないけれど。

そして。今朝見た夢。毎回、似たようなシチュエーション。

今回は当時住んでたマンションのベランダに立つ高校のブレザー制服の私。そしてそのそばにあった小さな川を隔てて、たくさんのドクロの上に座っている中学のセーラー服の妹が呼びかけてくるんだ。

まるで、ベランダから飛び降りてよ、って言ってるような。20250211070737-admin.png畳む
謝花茉憂(じゃはな まう)と申します。絵と文を手作り。耽美&退廃的なものが好きです。
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