高野文子「絶対安全剃刀」の一コマ。このシュールさ、好き♡  #本
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ちょっとぼんやり妄想してみた。

よく最後に食べるものは何がいい?とかあるけれど、もしもこの世からサヨナラする時に「1日だけ過去のある日に戻れる」みたいなことになったら、いつを選ぶのかなぁ。

その戻った日の夕暮れをどんな気持ちで迎えるのかなぁ。

なーんかセンチメンタルな気分になったのはきっと今、読んでるこの本のせいだ。

今晩は「青いインク」という短編。
青いインクでその人の本物の字が書ける、そんな素敵なインクを世界の片隅でせっせと作っている職人に逢いに行く大人しい万年筆売り場の女性の話。なんだか、形容し難いけれど「やさしい」。青くて素敵な感じ。好きだな。#本

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読了しました…。

湊かなえ『人間標本』

痛くて重い…。美しい蝶に魅入られた禁断すぎる葛藤、擬態、殺戮、羨望…。めちゃめちゃ面白かったしすっごく考えさせられたし、なによりも蝶の生態を上手く取り込んでの展開に唸り声をあげるしか無かった。本当は一日30分!の制限で読んでたのに後半に差し掛かってからはノンストップで読み進めるしかなかった。紙面は白黒なのになんでこんなに毒彩色なんだ…‼︎ってなって今もう大変。#本 #感想
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…ぞわっとする退廃的な蝶の採取人の自白部分までしかまだページは進めてないけれど…いい、ですねぇ…。そして地味にBlueskyのアイコンが青い蝶🦋であることにまたドキドキさせられてしまう🥶ここもまた美しい人間の標本箱になり得るのか?

湊かなえ『人間標本』今晩から就寝前の集中読書です。ドキドキ。#本
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今月号のGファンタジー買ったついでに店頭に並んでた湊かなえの「人間標本」も買ってしまった…!🦋どんなだろう?気になる☺️帯の文がね、いいんだ。

「人間も1番美しい時に標本にできればいいのにな」
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大体ダンスなんて教える必要があるだろうか

二人ならもっとかんたんだ

相手が上手く踊れるよう互いに自分を捧げればいい_

素敵だね☺️ 

市川春子「パンドラにて」
#本
#感想
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東村アキコ「かくかくしかじか」読了!

私にもいたなぁ…。社会に出るにあたっての真理みたいなものを伝えてくれた物理の先生。(人間社会は数字できちんと評価されるのではない)あと、異常なほどの生への執着をみせてくれる美術の先生。(お前は目の前を何も見ていない)青酢っぱくて泣けてしまう😭
#本
#感想
須永朝彦の小説読んでるのだけれど、時折出てくるブサイクに対する生きる価値なし的な辛辣な美文が恐ろしく怖い😱

…やめてー、いじめないでー(自己投影)…ってなる。美少年吸血鬼の恐ろしさ、というよりブサイクへの眼差しがホラー…なんじゃないかな?と思えてきてるよ🥶

20231209171731-admin.png #本 #感想
以前、録画してた「風立ちぬ」観てて、恐らくあと1時間ほど…ってところなんだけれど。ぜんぜん、主人公のじろうに共感が出来なくて辛い。たんたんと夢みがちで生きてるようにしか…見えないー。最後まで観たら印象変わるかな?好きになれるかな…。

最後の菜穂子の「生きて」と告げるところ、「忘れられた巨人」のお姫様と別れる理由と近い感じがしてる。理想に生きて理想に殉じろ、と生命担当の女性と任務遂行な男性みたいなロールで世界を分断し続けもそれぞれが悪夢の中続いていく、みたいな?長い間、いつか観なきゃなぁと思ってたから良かった!
#本
#感想
カズオ・イシグロの「忘れられた巨人」読み進め中ー。まだ前半だけど、神様が忘れていくから人もやがて色々なものを忘れていってしまうんだろう説が出てきて、なにこのアイディア、素敵…となってる☺️ #本 #感想
深沢七郎「人間滅亡的人生案内」📚
読み始めー✨

最初のお悩み相談で「酒の飲み過ぎで胃潰瘍になって酒が飲めなくなった人」へのアドバイスで「好きで飲んでるなら胃潰瘍であれ飲み続けたらよろしい。本望だろ?」とぶった斬ってて清々しくてなんかいい(´∀`)
#本
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市川春子「25時のバカンス」読んだよ!表題作…‼️好きな世界観だー😭貝になっていく姉、見守る奇形の弟、ゆるやかに変化していく関係性。そのなかで変わらないお互いの根源にある「()」な倒錯的な気持ちー🥴この滑らかな貝の内側表面を撫でる手触りで何度でも読みたくなる感じ♡
#本 #感想
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綾辻行人「Another2001」読み終わったよ!すごく面白かった!どのシーンも不穏で美しくって逃れられない閉塞感とイナイモノ災厄とのやるせなく過ごさざるを得ない、それすらもやがては偽りの日々…。とくにラストに向けてのスローモーションな病院での地獄絵図が素敵すぎてため息。オススメです!
20231006200340-admin.jpeg #本 #感想
読んだー✨市川春子「虫と歌」

星の恋人・日下兄妹がわかりやすくってとくにお気に入りだなぁ。おすすめされたヴァイオライトはもう少し深掘りしないと簡単に胸の内を開いてくれなさそうなスルメな感じ。次元が違う世界の2人って感じがしてこれは語れる人と語り合いたくなる素敵作品でした💓 20230903201630-admin.jpeg 畳む
#本
#感想
わーい🙌壺也さんの画集買ったー‼︎
この前たまたまオススメで流れてきて、ずっっと前に一回見かけた郵便配達の少年の絵が印象に残ってたんだけれど誰の絵なのかなんの作品なのかずっっと分からなかったんだけれど…‼︎とうとう見つけたー✨💕なかなかツラい描写あるけど好きだな(..◜ᴗ◝..)♡
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綾辻行人の「Another 2001」読み始めてみたよ(´∀`)!
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ロジェ•カイヨワの「戦争論」読んでる。
お堅い本だけれど、やっぱりこういう先人の本は一度体に通しておくことは大事だと思うんだ。…といっても原書じゃなくてこれまたありがたい「100分de名著」の優しい解説で。
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20230812170009-admin.jpeg「戦争論」読み終わってから、ずっと虚脱感がすごい。もう、なんだか、言いようのない不安で、いま、死にたくなってしまってる。人間であることを逃げたくなってる。無理やりにでも明るい話題を考えなければいけないくらい、足取りが重い。でも、わかってるんだ。わたしはきっと脳内がヒマなんだ。暇人なんだ。だから、考えても結論がとても難しいこんな人類の疑問に立ち向かって、考えてるふりをしてるだけ。結局は思考停止なんだよ。うん、ヒマなんだよ。そうなんだよ。ヒマなんだ。畳む
 #本 #感想
近所の割と大きい書店2つもはしごしたのに「虞美人草」なかった🥲 なので、代わりにツイ友さんにオススメされたこちらの本を買ってみた✨読むの楽しみ😊
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服部まゆみ「この闇と光」読み終わったー!冒頭から時代や世界観を構築する箇所箇所に小さな違和感がまぶされててページを捲るたびに脳内イメージを描き直していく(あれ?時代もの?異世界?あれ?第二次世界大戦あたり?とか)でも一貫して王様である「お父様」とお姫様である「わたし」の関係が🥲好き。そして、その後の2人はどうなるんですかねー?姫の開眼後「わたしが望めば」さらに秘密の花園めいたピクニック🧺が続くことを暗示して終わったけれど枯れない季節を過ごせるのか…実はザ⭐︎庶民なわたしは考えてしまう…🥲でも、解けない魔法を小さい頃に既にかけられてるから…無問題か…⁉︎イイですね😏💕畳む#本 #感想
夏目漱石の「虞美人草」そういえばいつか読んでみようと思っていたのを忘れてた!いま、思い出した。ので、読む!しかし、「虞美人草」の新聞連載の予告文で描かれてる虞美人草の形容から物語のつかみを表してる文がすでにいい…ね。花の色の純白と真紅と濃い紫が逝く春の灯影に乱れながら、そして鋸を欺くような粗い葉がしなだれて〜といったすらすらと描写してるのがなんかすでに好きかもー。#本
うん、「口ぶえ」って。私が思うに中谷美紀の「砂の果実」の歌詞の世界観で大人にならない選択をした2人みたいな捉え方なんだよなぁー。そこには透明さがあるだけで交わり、というか混ざった色合いなんかは微塵もないと思うんだよー。というか、そうで合ってほしいー。それが私好みー。#本 #感想
んー😕また「口ぶえ」にまつわる確かな解釈本の抜粋なんかを読み進めてるのだけれど、どうしても性的メタファーである、みたいなことが説かれてると認めたくない頑なな自分がいる。なんでかな?あの2人は恋人なの?違うんじゃない?互いに自分の欠けた理想の像を相手の中に見ただけであって本当は自分自身と心中したことになるんじゃないの?だめ?その考えは?うー、と地団駄踏むよ。#本 #感想
20230724175437-admin.jpg昨日、折口信夫「口ぶえ」読み終えたよ。ほんと、最後のページをめくったとき、稲妻がとどろきました。自分の内側で。興奮さめやらぬ勢いで昨日、生々しくいろいろ書き綴ったけれどもういっかいちゃんと書き記そうと思うんだ。だから、これも一旦はそのための区切りとして。
amazonレビューで
日頃から歌人や俳人たちの芸術至上主義の孤高たる「世捨人」への憧れと、思春期の真っ中に埋もれた、不純物のない鉱物のような感受性への逃避、これら相矛盾する日々に費やされていた。思春期個有の自殺願望の感傷を並列に準えると、決まってどこからともなく「淡紅色の蛇」が這い出してきて、行く手を遮る。
と端的にまとめているレビューがあったのだけれど、うんうん、そう。でもって、ちょっとこのストーリー個人的にものすごく好みです。
ほんと、最初は人物描写も歯抜けまくりだから、人物像がぼや〜っとしかわからない中でムダに?好意を上級生や関心を惹きつける主人公をどう好きになれば良いかわからなかったけれど、彼も今よく考えたら「曖昧」なんだよね。だから色気がある。うー、これはちょっとちゃんと研究?してみたいー!畳む

#本 #感想
ふふふ〜😙
気になる本届いたー
#本
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あぁ、また、ジェンダーの話に区分されちゃうのかぁ、やだなぁ。いま「死者の書・口ぶえ」に収録されてる解説読んでるところ。同性同士でも構わないけれど、性別関係なく、ってところにどうしてならないのかなぁ…。

作家本人の指向はどうあれ、作中の描かれている中での関係性は性別関係なく「永遠に一緒にいたい」という純な気持ちだけじゃないの?違うの?そんな甘えたことを言ってはいけないの?

中性的な…というか中性人間でいいじゃない、もー😡

福永武彦の「草の花」が好きなのは第一の手紙で男である藤木忍への恋情がありつつ、第二の手紙で女の藤木千恵子への愛情があって、最後の手紙で汐見の内で成就させた思いみたいなのが永遠になるってところが好きなんだよなぁー。とくに千恵子が「汐見さんが私のことを見ている時、なにか尊いものを見ているようでそれが怖い」というあたりとか。

むー‼︎‼︎‼︎畳む
#本 #感想
「口ぶえ」
15歳の少年と16歳の少年とが互いに懇意に想いあっている中で××××へと突き進んでしまう、その予感が閃いた時の表現が…

今にも世界を始めに戻す威力の、天地を覆す一大事が降りかかってきそうに思われた。
ってのが…なにこれ、素敵すぎる。
正直、つまらないなぁ〜、でも短編だし、せっかくならちゃんと最後まで一応軽く流し読みでもして、あとは捨ててしまおう。いつまでも頭の片隅に積読本のまま残ってるのもイヤだしなぁーと思ってたんだよ。そしたらね、まさかのね、もろ自分好みだったんですよ。
ただね、本当にそうなのか?ところどころ飛ばし読みしてた場所はどうだったのか、ぶっちゃけ京都方言での会話部分が6割ほどしか理解できなかったからいま京都弁調べながらちょろちょろドギマギしてるところです。

読書体験、というか、まさかのどんでん返しはまずいねー!心臓にまずいよ!ほんと! #本 #感想
古本屋さんでなにか運命の本に出会わないかなー、とブラついていたら大昔に捨ててしまってもう一度読みたくなってちょっと悔やんでた本と再会できたー😭

作者名もタイトルもわからなかったからもう諦めてたのだけれど。

で、検索したら他にも作品出されてたのですぐに新品本をポチりました!その他にもツイ友さんにオススメされてた市川春子の短編集も…😋届くの楽しみだなぁー💗#本
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